「光羽!」

「......もう、うるさい。
バイト先で騒がないでって
いつも言ってるじゃない」


私はメニュー表を獅季に差し出す。


「バイトの時は本当、冷たいんだね?」
獅季は苦笑い。

「当たり前だよ。
仕事なんだからね?」


「はーぃ」
獅季は口を尖らせる。


付き合い始めた私達だけど
実際、今までと変わらない。

獅季には沢山、心配と迷惑をかけた。


なのに好きだと言ってくれた。


きっと獅季が居なかったら
私は.....狂ってた。