その一瞬さえも、惜しくて。


「はは、ごめん。
でも学校行くの最近楽しいんじゃないか?」


「それは陽太先生がいるからじゃん、」




「お友達ができたからじゃなくて?」




陽太先生が、はいっとわたしに
コップを渡す。



「ありがとう、
先生は奴のおかげだって言いたいの?」




「いや、嬉しいんだよ。
ひかりが成長してくれてて、それが永嶋のおかげなら
もっと嬉しい。俺は歓迎だ。」



二人して遠くのグラウンドを見詰めた。


冷たいココアが心地よい。



「単なる隣の席だよ…あいつは。」