タクシーも車の電気を消して、


道道に停車していた。

やっと私達が駅に着くと


海の水が駅を飲み込んでいた。

海の水が駅前のバス停の、

私達の膝まで来ていたし

そこでは濡れるし

原田さんと待ち合わせの駅は、

水びたし出し半分も水に漬かってた。


あわてて、駅の真向かいのホテルの屋根の所に避難した。



「ああ、どうしょう真理、原田さんは帰ったのかなー」