1982 年7月23日長崎大水害。

ひとり停電に真っ暗な中に

心細く座っていたら、一組のカップルが居てこれ間での事を いろいろと話した。

カップルの女の人が、「はい、これあげる」私に一口分の

チョコを一かけらをくれて


それを食べたら、空腹も治まった様な気がした。


電話とやっと10時半に家に繋がり、父に報告をしかじか話した。


「迎えに来ようか」

「いいよ、乗り物も何もないし明日帰るからいいよ」

「迎えに行くって」

と父は聞かなかったけど、断った、歩いて帰るも疲れるので


私は電話を切り、椅子に寝てたら、夜中の二時に父は家から

一時間も水に膝まで漬かりながら向かえにホテルまで来てくれた。

嬉しかった。


私達は、父と真っ暗な夜道を水に膝まで漬かりながら、家まで話しながら


ゆっくりと何時間もかけて帰った。私の長い一日が終わった。