それから僕はずっと無言だった
入学式の会場である体育館に行くまでにも龍樹に何度か話しかけられらが、そっけない返ししか出来なかった

あの少女にはどこかで会ったことがあるように思った

いや、あの少女と言うよりもあの少女のさみしげなオーラを他にも見たことがあるのだ

考えが前に進むといつの間にか体育館に着いていた