「えー。終わる前に大事な話がある。」
と担任が言った。

「えー。なんだよー。転校生?」

「まあ、そうだな。んまあ入ってくれ。」


ガラッ……


ドアが開いた瞬間女子はハートを奪われる。


「では、自己紹介を……」

「えーっと、九州からきた、谷川勇人です。
よろしく!!」

(んっ?なんか朝会った人と似てないか?
うん。多分そうだよ、制服一緒だ。)

「……あっ、あのっ!」


「中山なんだ」


(いやいやいや、お前じゃねぇよ……
クソジジイ)

「あっ、いやっ……なんでもないです……」

「そうか…谷川、お前は中山の隣の席だ」

「はい。」


そして私の隣の席に……