可愛いあいつは浮気性彼女だった。







「じゃあ、行こう。椎名くん。」


「ああ。」



俺たちは美智子さんに連れてこられた

あのカフェで話すことにした。



「ご注文はお決まりですか?」

「ホットコーヒーと…。」

「俺もそれで。」


「かしこまりました。ホットコーヒー2つでよろしいですね。」

「はい。」

また、定員の礼儀正しいリズムのいい話し方で接客をうけた。



「……元彼とはどうなった?」

「っえ!!いや……、」

「教えて」

少し気まずそうな顔をして答えた。

「うーん……。」

「ゆっくりでいいから。」

ちょっと直球すぎたかな。と

思って声をかけた。


「えっと、隼人浮気してたの。

その人、すごくかわいい人で虫一匹も倒せないくらい

か弱そうな人だった。」


いや、倒せないって言ってる時点でなんか表現が可愛すぎだよ綾瀬さん。


「んでね、知った理由は

偶然見かけたの!

隼人と女の子。

腕組んでてすごく楽しそうだった。


こんな汚い女いらないのかなって思って距離をおいたの。


そしたら、

電話が何通もかかってきて

隼人からだった。


仕方ないからでたの。

そしたら、なんで無視するのって

聞いて生きて

浮気したでしょって言ったらさ…」





苦しそうな顔で

俺を見つめたりうつむいたりを

繰り返しながら話している綾瀬。


守りたくなるような女って

いうのは綾瀬のことだな、と

実感した。