「あのさ……。椎名。」
「ん?なになに?」
「めっちゃ言いにくいんだけどさ。」
「なになに?言って言って!!」
「綾瀬が最近休んでる理由なんだけど、男の所にいってるらしい。」
「え?ふ?は?」
変な声が出てしまった。
「え?どういうこと?付き合ってる男の中で、
一番の俺の3日連続の心配のlineを無視するほど大切な男!?」
「そうだな……。」
「マジかよ………。」
本格的に綾瀬がわからなくなってきた。
俺のことなんて所詮どうでもよかったんだなって思ってしまう。
いつものポジィティブな俺と違いマイナス思考になってしまった。
俺のことを好きなんて嘘だったんだなって思ってしまった。
綾瀬のこと何も知らなかったんだな
俺はこんなにも綾瀬のことが好きなのに
綾瀬は俺の気持ちに答えてくれない。
俺の不甲斐なさに笑ってしまいそうになった。


