外を見ると、ひろ君が手をふって待ってた。 「もう…」 「早姫、優、早退します」 「ハイハイ、ごゆっくり」 ニヤニヤする2人。 急いで荷物を持って教室を出た。 あなたに会いたくて。 かけ降りる階段。 授業始まりのチャイム。 「…はぁはぁ、…待ったぁ」 「悪いな」