あたしだけを愛しなさい






「え、うそ……っ」






信じられないほど背中が変色してしまっている。






「嘘じゃねーよ。めちゃくちゃ痛いんだから」








思わずそっと痣の部分を触ってしまう。







「………触んな。いてぇ」









「あ、ごめ……」









…………どうしよ。








あたし、学校の王子に大けが負わせてしまった。