あたしだけを愛しなさい





「ふぅん?俺のこと脅すんだ?」



「だったら?」






___「後悔させてやる」




その言葉がふいに耳元で聞こえたかと思うと。









東くんはなぜか制服のシャツのボタンを外しだした。







……………え?







そして下までボタンを外すと、バサリと脱ぎ捨てる。







……………………え?









そして来ていた黒のTシャツもさらりと脱ぐと……、引き締まった体がお見えになった。









「…え、ちょっ、東くん!?」







いきなり目の前でされたことに頭がついていかない。





え、え、え!?






そして咄嗟にソファーから立ち上がろうとしたとき。








ガシっと腕を掴まれた。






「逃げんなよ?」






上半身裸の東くんが近くにいて、思わず視線を逸らしてしまう。






「なぁ、責任取ってよ?」








そしてその腕をぐっと引かれ、ソファーに倒れこんでしまう。





「うぎゃっ」






変な声を出して顔面強打。






男の力に、平均身長よりかなり小さいあたしはされるがまま。








「いった、」






そして片手をついて何とか起き上がると…。







東くんがあたしの鼻をぐっとつまみ。






「……っ、やめ…!」








あたしが咄嗟にほぼ癖でパンチをみぞおちに食らわそうとしたとき、東くんがくるりと後ろを向いた。








「………え?」







東くんの背中にあったものを見て、あたしのパンチも勢いを落として東くんには届かなかった。






でも、それどころじゃない。