もう恋諦めました。

「あ、もしかして崚行くん?」

交差点を渡りきったとこで、
女子の声が後ろから聞こえる。

私も、
反射的に後ろに振り返った。

「あーやっぱり!
崚行くーん!」

そこには、細くて
可愛らしい女子がいた。