崚行は、 「意味わかんねぇ」なんて言いながら 唐揚げを口に頬張った。 そんな仕草すら、 愛おしく感じてしまう。 好きってことは、 あの頃から気づいてた。 だけど、 あの頃のことを語るのが怖い。 「なぁ、柊」