《今から投票を始める。他人とは一切相談せずに善人は悪人だと思う人。悪人は善人だと思う人の名前をフルネームでトーク相手に送れ》
僕達は無言で名前を打ち出した。
時々相手の顔色をうかがい、キョロキョロしていた。
皆、自分に投票されないことを願っていた。
震えるからだを押さえながらゆっくり名前を打ち出した。
僕の投票したのは《千葉 悟》だ。
明らかに態度が皆と違う。目の前で人が死んでいるのに平気で死体の足を踏み。悪人とかそういうこと以前に怪しい。
葵さんはと言うとふらふら体を揺らせながらも早い手つきで名前を打っていた。
宮城は相変わらず山口を睨みつけながらもうすでに本を読みはじめていた。
山口はそれをただ無言で眺めている。
千葉は何か考えているのか、外を眺めていた。
岐阜はまぁ、挙動不審と言うところか。
そして僕は送信ボタンを押した。
僕達は無言で名前を打ち出した。
時々相手の顔色をうかがい、キョロキョロしていた。
皆、自分に投票されないことを願っていた。
震えるからだを押さえながらゆっくり名前を打ち出した。
僕の投票したのは《千葉 悟》だ。
明らかに態度が皆と違う。目の前で人が死んでいるのに平気で死体の足を踏み。悪人とかそういうこと以前に怪しい。
葵さんはと言うとふらふら体を揺らせながらも早い手つきで名前を打っていた。
宮城は相変わらず山口を睨みつけながらもうすでに本を読みはじめていた。
山口はそれをただ無言で眺めている。
千葉は何か考えているのか、外を眺めていた。
岐阜はまぁ、挙動不審と言うところか。
そして僕は送信ボタンを押した。