劣等審判

「許せない。」


「おい石川。許せないなら殺したっていいんだぜ?」



 滋賀がからかうようなに言った。


──そうか。殺せばいいのか。



「殺せば…いいのか。」



「待て!!石川君!?本当にいいのか!?」


山口が叫ぶが耳に入らない。



手元にあったナイフをとった。