「え?午後の授業サボれって?」 岐阜がキョトンとした顔をした。 「五月蝿い…」 僕が冷たく呟いたら岐阜は口をおさえた。 「分かったっす。石川の頼みなら」 彼はにっとして白い歯を見せた。 簡単なんだな。岐阜って。