劣等審判

「まだ……!まだ、俺は死んでねぇ……」

震える体、眩む視界を押さえてゆっくり立ち上がる。

「へぇ、だから、まだおわってないって?」

目を細めているが、こちらに訴えているということはよく伝わった。

「俺は…ダメで臆病者で、成績もダメダメで、いつも石川にくっついているようなやつっすけど!!」

何を言うんだ。いまさら、君は死ぬってのに。

「石川はっ!!!!


俺は、


石川をともだ」





凄まじい発砲音。



彼は、岐阜は、



「ごめんね、岐阜」





死んでしまった。