劣等審判

『善人で選ばれた人は必ず宮城を守るの…それで悪人の人は必ず宮城を殺す』

「善人で選ばれた人は必ず宮城を守る…それで悪人の人は必ず宮城を殺す」

「は?」

山口は笑うような疑っているような微妙な表情で言った。

「っちょ、いくらなんでも馬鹿げた作戦だね。そんなの悪人なんだから亜美を狙うはずない!!」

山口は怒鳴りあげた。

……当然か。

「だから言ったろ? 皆を信用しているって…」

「っく…」

何も言わずうつむいた。

「俺はそれに従いますよ」

「岐阜!? そんなの自分から死ににいくようなものじゃない!?」

「俺も…石川を信じたい…!」

「………何かっこつけてんのよ…」


「それでいくよ?」



皆は知らない。

1つ見落としていることを。