劣等審判

石川は千葉を殺せ





何で僕なんだ。また、また僕なのか。

でも、仕方ないのかもしれない。これが自分のためと思えば
 じぶんのため?

じぶんだけのため?

本当に?

『じぶんに素直になりなさい?』

また、遠くから声がしたような感じだ。

『本当は自分さえ助かればいいんでしょう? 友達でもない他人を助ける理由なんてないでしょう?』
悪魔のような囁きが聞こえる。

僕は…他人を助けるのか?

それで英雄扱いされたい、ただの自己満じゃないのか?

『さぁ殺して…誰も貴方を必要としてない。ドライ、ツヴァイ、アインス、ヌル』

その音に合わせててが動いてしまう。

『どうして撃たないの?ではもう一回……トリー…ドヴァー…アジーン…』

少しの間をおき、女の声に合わせて引き金を引いた。

『ノーり…』