幼なじみとあたしの関係

呆れて何も言えなかったけど、あたしはとうとう口を開くことにした。


「…あのさ、それってそういう見てたって意味じゃないんじゃない?」


「え?」


あたしはガクガクして気持ち悪い首をさすりながら、肩を掴まれたままの次郎の手を引き剥がす。


「あんたがなんか他のこと考えてたとか、たぶんそういう意味だと思うん…

「ああ、晩ごはんのこと?」

「知らねぇよ」


ミキちゃんには本当に同情するわ。


つきあって一週間ですでに晩ごはんに負けるなんて。


あたしだったら、他の女とかより晩ごはんに負ける方がもっとイヤ。


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