......はっ??


「え、ママ今なんて....」


「だーかーらぁ、結と2人で旅行
したいの!おねがいっ」


まぁ、あたしが4歳の時にパパと離婚


してから、ここまで女手一つであたしを


育ててきてくれたから、親孝行くらい


してあげたい。


でも問題はそこではないんだっ


「それで颯斗と一緒に住めっての!?」


「ごめんねぇ、うちの颯斗なにも
できないのよ~」

と、結さんが言った。


それくらい分かってる。


だてに幼なじみをやってないから


「ま、俺は別にいいけど。
だれも、お前みたいなちび襲わねぇから」



「こら、年頃の女の子になんてこと!!」


結さんがすかさずごめんねと謝ってきた。


颯斗が言った言葉が気に食わなくて


「いいよ、ママ」


つい、言ってしまった。

ママと結さんはすごく喜んでいた


まぁ、いっか


たった2週間だし。


16年間一緒に暮らしてきたも同然の


颯斗との2週間などすぐ終わるだろう。


あたしはそんな甘い考えをもっていた