一生に二度の初恋を『あなたへ』



「なっ、中曽根くん。ごっごめんなさい!!」

「別に怒ってねぇけど。

お前はそこら辺にいるギャーギャー騒ぐ五月蝿い女子と違うみたいだし」


「え……はい。さすがに騒いだりはしないですけど……。

結愛ちゃんが男子三人に女子一人だと心細いって……」


「はぁ。あいつに心細いも何もねぇだろ。昔っから俺らとばっか遊んでた癖に」


「えっと中曽根くんは……結愛ちゃんの幼なじみなの?」

「あぁ、瞬もな」


だからあんなに仲良いんだ。

並んで歩いている結愛ちゃんと瞬くんの後ろ姿を見つめる。



「まぁどうせあいつが気きかせたんだろうな。尚のこと好きなんだろ?」


はっ…はい!?


「あんた分かりやすいってよく言われない?」

「え、言われたことないです」



「じゃあみんな敢えて言わないんだろうな」