「邪魔が入ったから日を改めてようか」

と立ち上がり蕾の部屋から出て行った。

「大丈夫か?」

昭一が出て行ったことを確かめ
初騎は蕾を見た

「うっうん有難う」

蕾は、お礼を言うと初騎を見上げた

初騎は、珍しく怖い顔をしている。

「顔色が悪いな
今夜は心配だし桜井に伝えておくから」

初騎は言うと蕾の部屋を出て行った。


初騎君怒ってたなぁ



私の用心が悪いから




でも鍵は掛けたんだよ…




初騎が自分のことに怒ってると思い落ち込む蕾


にしても




『眉、口元は親父似…』




昭一の言葉が気になる。

沙紀が言うには自分は昭一の子供のはず


ならば



この言葉は変だ


自分の子供を別の男に似てるなど言うだろうか普通…


何かがおかしい




もしかして…




私は







昭一の子供では無い…?