いきば〜禁断の蕾〜(完結

バタンと力を込めて本を閉じた

「気に入ら無かった?」

不安そうに自分を見つめて来る蕾

「別に」

短く言うと

『白雪姫』は、近くに置きもう一つの本を手に取った

今度は『ラプンツエル』だ

初騎は、れを読み始めた

蕾も知らない話だったので挿絵を覗き込む

葉っぱが生い茂る中に女の人が葉っぱを積んでいる

隣のページでは魔女みたいなお婆さんに怒られていた。

次のページでは
女の子が一人、棟に閉じ込められている。

きっと、この子も『いきば』が無いんだなぁ

蕾は、そう思いながら目線を移す

その女の子が長い髪を外に垂らし、それをお婆さんが登って来る

草陰に男の子が見えた

きっと女の子は、このお婆さんに閉じ込められてるんだ

蕾は、尚都とお婆さんを重ねる

次のページは、さっきの男の子が女の子の髪を登っている

きっと助けに来てくれたんだね。

蕾は、なんだかその男の子が初騎に見えた

次のページでは、仲良くしている女の子と男の子

良かったぁ
そう思った次のページ

お婆さんに見つかり塔から突き落とされる男の子

男の子は目を負傷してしまっている。

次のページは、魔女におい出される女の子