いきば〜禁断の蕾〜(完結

だから俺は、アイツを無視する



思い出さない様に



きっと明日、アイツが俺に本を持って来てくれたとしても





多分、短く返すだけだ…













神宮の家に着いた車は、蕾と尚都をその場に降ろした



着いてしまった…



軽く緊張する蕾
尚都が手を握る

そういえば、初めてこの家に来た時も握ってくれたっけ


あの時は凄く安心した


だが今は、反って蕾を不安にさせた

屋敷に入ると尚都は蕾の部屋まで部屋送ってくれた

「直ぐ僕の部屋の掃除でしょ、廊下で待ってる」

ニコッと笑う尚都に

「有り難う」

と蕾も微笑んで扉を閉める

先日の事もあり一応鍵を掛けメイド服に着替えた

着替え終わると直ぐに鍵を開け扉を開ける

言った通り、ちゃんと廊下で待っている尚都

蕾が出て来た事を確認して手を出して来る

「あっあの、別に手繋がなくても」

繋がれようとした手を避けるように上にあげる蕾

「でも、お母様に会ったら手を繋いでた方が後から安心でしょ」

ニコッと笑い無理矢理手を握る尚都


アンタの方が安心出来ないんです


蕾は、軽くため息を着いた