いきば〜禁断の蕾〜(完結

蕾自身も自分の行動に驚いていた

医者が、苦しまない様にと注射を射とうとした瞬間

軽く初騎の手が動いた


気がした


よっぽど『奇跡』を信じて居るらしい

「おい、指動いたぞ!
初騎君、初騎君」

医者は叫び初騎のほっぺを軽く叩き呼びかける



気のせいじゃない



初騎の指が何回か動く

「初騎君」


蕾の頭に、また『奇跡』の二文字が浮かぶ


そして




「うっ」

軽く唸り声を上げてうっすら目を開ける初騎



「奇跡だ…」



医者は呟くと



「奇跡だぁ」



叫び、周りの看護達もわぁっと言う歓声を上げた

蕾は涙を流して座り込んむ
緊張が解けたと同時に足に力が入らなくなった

嬉し涙が頬つたう

「初騎君、大丈夫か?」

医者は、初騎に問掛けた

「ここは?」

医者を見上げて聞く初騎

その声は、とても確りしている

「病院だ」

言われると、初騎は意味が分からない様に

「病院?」

疑問系に言葉を発する

「君は、蕾さんと家の屋上から落ちたんですよ。
覚えていますか?」

聞かれて『あぁ』思い出したと言う顔になったが
直ぐに『ん?』と何かを疑問に思ってる顔つきになる初騎