いきば〜禁断の蕾〜(完結

顔色も悪いし、幾分か痩せたようにも見える

「まず自分の心配をしてよ」

涙を流し出す彩乃

「彩乃?」

蕾は、驚いて彩乃を見た

「どうして泣いてるの?」

彩乃に手を伸ばし涙を拭いてあげる蕾

「鏡見なさい」

言いながら、鞄から鏡を出す彩乃

蕾は、言われるがまま鏡で自分の顔を見てみた

「酷い顔…」

呟くと彩乃に鏡を返した

「そんなんじゃ初騎さんに嫌われてしまいますわよ」

涙を拭きながら言う彩乃に

「そうだね」

ウフフと小さく笑った

それから、しばらく彩乃と話をした

初騎の生命維持装置が外される話をしたら彩乃は驚いて泣いた

それから秀哉はどうしてるとか

今、何の授業してるとか

世間話をして過ごした

そのお陰で蕾も、大分元気になった。

面会時間終了の1時間前になると
彩乃は、初騎に会ってから帰ると言って、蕾の病室を出た

それから、蕾は急に眠たくなった

仕方ない、少し眠ろう


夢の中


初騎の声で



「お前のせいじゃ無い」



そう聞こえた気がした



翌朝、目が覚めると
ダルくも無いし、体も普通に動くようになっていた


早く初騎の所へ行かなきゃ