京華がいたクラスを考えるなら未だしもだけど、そんなものは考えてもわかる訳ない!
そして私は教室に入り懐中電灯で教室全体を見渡しながら、ゆっくりと窓側へ歩いていく。
一体何組あるか知らないけど、もしここが京華のいた教室だったらどうしよう?
別にどうもしないけどすごいよね!
そしてもしここが京華の教室なら席はこの辺かな?
私は窓側から二番目、前から二番目の席に座った。
私がここを選んだ理由は左が男でその右が女、そして左前からあいうえお順で始まるとすれば京華の苗字は大神だから、大体前から二番目辺りかな?って感じ!
もしこれも当たってたらどうしよ?
別にどうもしないけど今度はめちゃくちゃすごい!
って私はまた何意味のない事を考えているのか!
例えここが前京華の席だったとしても、京華はもうこの学校の生徒ではないんだし、今は机が一つ減ってここは違う生徒の席。
今ここはどんな生徒の席なのかな?
男かな?女かな?
何て名前の生徒かな?
私の下らない妄想劇が始まった。
ちょっと机の中を探ってみたりして…