私は思い出があるから京華の家を出た。


孤独と絶望に追い遣られたその先にある私の思念は一体何処なのか?


それを知りたかったから。


そしてそれは家族の元…


掛葉の元…


そう思える事を信じて…


だから私は京華を裏切った…


だから私は京華を犠牲にした…



なのに…