熟慮断行
瑞夏side
京華との再会から約一ヶ月半…
8月初旬の本格的な夏の到来である。
そして夏休み…
私は未だ京華の家に居座り続けている。
今は深夜の3時頃だろうか…
思う存分私を抱き締め、スヤスヤと眠る京華。
同衾生活の日々に今や私は京華の抱き枕になっていた…
一体何が悲しくて女同士でこんな事をしているのだろうか…
気持ち悪い…
これは最早取り返しのつかない大失態!
いつかきっと歯痒い思い出となって後悔するだろう…
はぁ…夢で良かったと思いたい!
しかし朝になるとカーテン越しの目映い日差しと小鳥の囀り、それはとても爽やかな朝。
そんな感じで何事も無かったかのように京華との一日が始まるのだった。
これが私達の実情である…