FOURTEEN DAYS



「まっ、みんな思い思いに楽しみにすりゃいーさ!」


学年主任はニッコニコで話している。



平気な顔して、実は私もすっごく緊張していた。


・・・どうしよう。

『好きな人(異性)』とか出ちゃったら。

あの人なら言いかねないし・・・

『応援団』とか出ちゃったら。

『好きな人(異性)』とか『好きな人(異性)』とか・・・・

頭がパンクしそうだった。



「神崎ッ」

「ひゃあッ!!?」

「・・・だから、なんでそんな驚くわけ?」


そりゃ、いきなり樋口の声がすれば驚く。


樋口が、後ろから小さな声で声をかけてきた。