「え!?あ、ごめん!」
そんな風に余韻に浸っていたら、いつのまにか雪紀が後ろに立っていた。
「何~?にやにやしちゃって!
おかしいからやめなよッ(笑)!」
そうは言うものの、雪紀も十分顔が綻んでいた。
好きな人が自分を好きなんだもんね。
嬉しいよね!
「はよー」
大きなあくびをしながら、海藤が教室に入ってきた。
「あっ!隆介おはよッ!」
雪紀が花が咲くように笑う。
なんか、周りにピンクのオーラが見える。花とんでる。
そんな気がした(笑)
「あ、そーだ!
神崎、ちょっといい?」
海藤に呼ばれるとか全然ないから、少し緊張した。
雪紀のことかな・・?
「う、ん・・・ 何?」



