FOURTEEN DAYS



「え!?あ、ごめん!」


そんな風に余韻に浸っていたら、いつのまにか雪紀が後ろに立っていた。


「何~?にやにやしちゃって!

おかしいからやめなよッ(笑)!」


そうは言うものの、雪紀も十分顔が綻んでいた。


好きな人が自分を好きなんだもんね。

嬉しいよね!



「はよー」

大きなあくびをしながら、海藤が教室に入ってきた。


「あっ!隆介おはよッ!」


雪紀が花が咲くように笑う。

なんか、周りにピンクのオーラが見える。花とんでる。

そんな気がした(笑)


「あ、そーだ!

神崎、ちょっといい?」



海藤に呼ばれるとか全然ないから、少し緊張した。

雪紀のことかな・・?


「う、ん・・・ 何?」