FOURTEEN DAYS



「だからさー、告っちゃえよ!

体育祭でさっ!」


「・・・でも、あいつ俺のこと友達って・・・」



「好きなんだって、絶対」


海藤がめずらしくしおれている。

だから、俺は強調して言ってやった。


「神崎から聞いたんだよ。

だから絶対本当だって」


すると海藤は、顔を手で覆ってしゃがみこんだ。




「・・・浩介。

それがマジなら俺、超嬉しいわ」



それは、海藤が最高に嬉しいと時にやるクセ。

総体で県大会に行けることになったときも、コートで顔を覆ってしゃがんでた。



「んだよ海藤~

女々しいぞ!お互い好き合ってんだからさ、告れって!」



すると海藤はいきなり顔をあげた。