..Higuchi Side..
「おい海藤」
俺は海藤と藍原を早くくっつけたくていてもたってもいられなくて、昼休み、校庭でサッカーをしながら話をはじめた。
意外と、こーゆうシチュエーションのが気軽に本音が聞けたりする。
「んあ?」
「お前、藍原のこと好きなんだろ?」
「ばッ!声でけえよ!!!」
周りには誰もいないのに、ボールを蹴るのをやめる海藤。
日に焼けた顔は赤くて、あ、好きなんだなって一瞬でわかった。
「藍原も、好きらしいよ。お前のこと」
すると海藤は口をポカンとあけて動くのをやめた。
「・・・おい海藤?口開いてるぞ」
「んがッ!!」
海藤は急いで口を閉じたせいで、舌をかんだ。
・・・痛そッ



