「ほい、おつかれさーん!」 雪紀が授業が終わると飛んできた。 「もう本当、なんなのあの人・・・」 腹痛はなくなったものの、やけに体力を消耗していて、私はぐったりしていた。 「ま、元気だして~ 次掃除やれば帰りだし!」 七菜がせなかをさすりながら笑う。 やっぱ、こんな子にヤキモチなんてありえない。 あたし、嫌な子かなー・・・・ 「?柚子?」 「あ、ごめん・・・ 掃除だよねっ!行こっか?」