もう1人の男が私の手首をつかんだ。 結構力も強くて、痛かった。 「や、いやだ・・・」 私がどんなに抵抗しても男達が話を聞いてくれる様子はない。 ・・・もう、ダメかも・・ 心臓の音がうるさかった。 自分がこれからどうなっちゃうか想像すると、怖かった。 ギュッと目を瞑りうつむいた。 涙が一粒落ちた。 その時だった。 「手、離してくれますか?俺の彼女なんです」