FOURTEEN DAYS



「ねえお姉ちゃん、1人?」


「そんないっぱい持って・・・ 大変でしょ?俺持つよ?」



後ろに並んでいた見た目からしてチャラい感じのにーちゃん2人に話しかけられた。



「いや、友達待ってますんで・・・ 平気です」


こういう人と関わるのは苦手だし、なるべく避けたかったから急いで戻ろうとした。



なのに、1人がわたしの前に立ちはだかり行く手を遮る。



「そんな急がなくていいじゃん!俺らと遊ぼ♪」



「やっ、やめてください!」



結構大きい声で叫んだつもりだったけど、まわりが騒がしいせいかかき消されてしまった。



「抵抗されると余計いじめたくなっちゃうモンなんだよね。

ほら、あっち行こうよ」