電車は早い時間なので空いていた。 休日のおかげで、いつものラッシュもない。 電車の窓から差し込む光がまぶしくて、私の体もだんだん目が覚めてきた。 「楽しみだねッ♪」 隣に座っている雪紀が私を見てにっこり笑う。 なんか、いつもより可愛い。 「そーだね!」 つられて私も笑う。 ようやくみんなで遊園地に行くんだ!って実感が湧いてきて、すごくワクワクした。 「うわー・・・;混んでるね・・・」