「・・・あたしも樋口と同じとこ行きたいよお」

思わず漏れた本音。

周りに樋口いなくてよかった・・・


「ずいぶんと恋してんじゃん柚子☆!」

「ほっといてー」



中間テストが終わればすぐ文化祭。

その日の5時間目は文化祭について話し合いがあった。


「はい、それではうちのクラスはおばけやしきに決定しました!」

議長の声が元気よく響く。


「はいはいッ!トイレの花子さんは神崎さんがやるそうです!!!」


「え゛!?な、何言ってるの雪紀!?」


「ちなみにミイラは樋口君~w」


「は・・・?ちょ、海藤お前ふざけんな」


雪紀と海藤の息の合ったタチの悪い推薦。


「それでは2人に決定です♪」


無理・・・まじ、無理・・・




だって私・・・・