「何はなしてたの?」 「文化祭の話♪」 海藤が雪紀に聞くと、雪紀はにっこり笑って答える。 樋口は、『やれやれ』ってカンジで私を見た。 私もつられて、肩をすくめた。 「今年は何やるのかなーって」 「あぁ・・・おばけやしきとか?」 樋口と話していると、ふと気付いたように海藤がつぶやいた。 「・・・でもその前に、中間あんじゃん」