「ひ、樋口い・・・」 「神崎・・・」 手をつないでゴールした雪紀と海藤を見て、私達は顔を見合わせた。 「「やったあー!!!」」 まわりから変な目で見られた気がしないでもないけど、体育祭だからご愛嬌ってことで。 でもそんな余韻に浸ってる暇もなく、あっとゆう間に私達の番になった。 「よーい」 パンッ 条件反射で勝手に体が動く。 自分のレーンにあったカードを手に取る。 ・・・。 ・・・・・マジ、ですか。