FOURTEEN DAYS



「ひ、樋口い・・・」


「神崎・・・」


手をつないでゴールした雪紀と海藤を見て、私達は顔を見合わせた。


「「やったあー!!!」」


まわりから変な目で見られた気がしないでもないけど、体育祭だからご愛嬌ってことで。


でもそんな余韻に浸ってる暇もなく、あっとゆう間に私達の番になった。


「よーい」

 

パンッ


条件反射で勝手に体が動く。

自分のレーンにあったカードを手に取る。



・・・。

・・・・・マジ、ですか。