FOURTEEN DAYS



「心ちゃんッ!頼んだねっ><」

私達と同じようにクラスを整列させている心ちゃんに駆け寄って、最後に頼んできた。


「任せてよ~☆柚子ちゃんもがんばりなね!」


私ががんばる・・・・?

その意味がよくわからなかったけど、深く考えずに戻った。




軽快な入場曲と共に駆け足でグランドへ出る。

・・・うーっ 緊張、してきたよお・・・


なんか知らないけど私は樋口と同じレーンだし。

どうする?

『好きな人(異性)』とか出ちゃったら・・・・


そんな事を考えてたら、いつのまに雪紀たちの走る番になっていた。



「ね!樋口ッ!!!」


樋口の肩をたたく。