「心ちゃんッ!頼んだねっ><」
私達と同じようにクラスを整列させている心ちゃんに駆け寄って、最後に頼んできた。
「任せてよ~☆柚子ちゃんもがんばりなね!」
私ががんばる・・・・?
その意味がよくわからなかったけど、深く考えずに戻った。
軽快な入場曲と共に駆け足でグランドへ出る。
・・・うーっ 緊張、してきたよお・・・
なんか知らないけど私は樋口と同じレーンだし。
どうする?
『好きな人(異性)』とか出ちゃったら・・・・
そんな事を考えてたら、いつのまに雪紀たちの走る番になっていた。
「ね!樋口ッ!!!」
樋口の肩をたたく。



