FOURTEEN DAYS



「なるべく、他の人に協力してもらうとかはしたくないんだよね」

雪紀と海藤はお互い結構照れ屋だから、体育祭前に噂になったりするのは避けたかったし。



「・・・この作戦、失敗だな」


樋口ががっくり肩を落とす。

それを見て、なんかすごいあせった。


「そんな落ち込まないでよッ!

これだけじゃないじゃん!まだ他にも作戦立てればいい事だしッ」


「・・・そ・・う・・・よな」



「え?」



「そうだよなッ!!

また新しいの作ればいいんだよな!!」



ガンッッ



樋口が勢いよく顔を上げるから、覗き込んでた私のおでこと樋口の頭がおもいっきりぶつかる。



「~~~っッ!!!!!」




「イタイ・・・・・・」