失恋の味はチョコレート

あたしは、今日はそのまま
家に帰ってしまった。


次の日の朝。廊下を重い足取りで歩いていた


「森野!」


くるっと振り返ると広瀬くん。


「昨日。どした?帰っちゃうなんて。」


今、話したくないんだけどな。


「あ…えと。昨日は、帰ったりしてごめんなさい。具合悪くて。」


もちろん嘘。


「大丈夫か?」


「うん…」


心配そうにあたしを見下ろしてくる広瀬くん。


でも


あたしは、下を向くことしかできなかった。


「潤ー!!」

「うおっ」


竹原さんが後ろから来た。


え…今この人


広瀬くんを抱き締めたよ?