失恋の味はチョコレート

映画の外に出て、座り込んだ。


「う…ひっ…く…」


誰かがあたしの頭を優しく撫でている。


暖かくて大きな手で。


ゆっくりと上を見上げる。


「大丈夫か?」


あたしは、急いで立ち上がった。


「しゅん…ちゃ…」


そこに立っていたのは、俊ちゃんだった。

「ごめ…っ…うぇっ…」

出てくるのは、涙ばっかり…

今は泣くことしかできなかった。