失恋の味はチョコレート

「よし。できた。」


チョコレートケーキをピンクのラッピング袋に入れてにこにこする、あたし。


さっちゃんに食べてもらう。


「おつかれさまでしたー。」


と笑顔で走り去る。


早くさっちゃんに食べてもらいたい。


そんな想いで勢いよく階段を下りていた。


ずるっ


「わ…!」


階段から落下して足をくじいてしまった。


「っ…」

あまりの痛さで起き上がれない。
足も痛すぎて動かせない



どうしよう…