母：雷華はやくしないと入学式に遅れるよ!!

雷華:はーい!!

私の高校生活の最初の朝はいつもとかわらない会話から始まった。

母:雷華!先に行っててちょうだい!!お母さんまだ準備してるから!!

雷華:わかった!はやくきてね

私は玄関からそう叫んで玄関をでた。
ゆっくり歩いて学校にむかっていた。
私は憧れの高校生。それとは裏腹に緊張もしていた。友達が出来なかったらどうしよう。勉強についていけなかったらどうしよう。部活で先輩とのコミュニケーションがとれなかったらどうしよう。いろいろ考えながら歩いていたらいつの間にか学校についていた。

クラス発表の紙を眺めていた。

そこには１年Ａ組私の名前如月雷華(きさらぎらいか)の名前
があった。

クラスに向かう私の足取りははやくなった｡
クラスの前に私はたどりついた。
教室のドアを開く音は私の心臓と同じ音がした。
ドアを開けるとみんな私のことをみた｡
そして｢おはよう｣と声をかけてくれた。
私もそれに答えるようにして｢おはよう｣と返した｡

私は自分の席に腰かけた｡

隣の席は男子だった｡
私は緊張したが

雷華:おはよう

と声をかけた

その男子も答えるように｢おはよう｣と声を返してくれた｡

鐘が鳴りみんな一斉に自分の席に向かった。

先生:今日から君らの担任になることになっ
た三浦智輝(みうらともき)だ!!よろしくな!!

私たちの担任は男の先生だった｡

女子生徒:センセー!!センセーは何歳ですか?

そう質問したのは烏娜光希(からすなみき)。

先生:俺は24歳だ!!

先生はそう答えた。

光希:センセー若い(笑)

光希は笑顔で答えた。

先生:今から自己紹介をはじめる!!先生にみんなのことを教えてくれ!!

先生はそう言うとチョウクをとり黒板に何
か書き出した｡

男子生徒:何々!!名前,誕生日,出身中学校,趣味,部活,得意教科,苦手教科

と読み上げた｡