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ボールの音が響く体育館。
午前7時、藤宮高校男女バレーボール部は朝練を始めていた。
体育館を半分にわけ、それぞれのメニューをこなしていた。
男子のスパイク練習が始まったとたん、ダァァン‼︎という大きい音が空気を裂いた。
すっげぇ…。
あたしは、そのスパイク、そしてそれを打った人に見とれてしまう。
「琉奈!よそ見してんなー!」
「えっ?」
その瞬間あたしの顔面に高速のボールがジャストでぶち当たった…
ボールの音が響く体育館。
午前7時、藤宮高校男女バレーボール部は朝練を始めていた。
体育館を半分にわけ、それぞれのメニューをこなしていた。
男子のスパイク練習が始まったとたん、ダァァン‼︎という大きい音が空気を裂いた。
すっげぇ…。
あたしは、そのスパイク、そしてそれを打った人に見とれてしまう。
「琉奈!よそ見してんなー!」
「えっ?」
その瞬間あたしの顔面に高速のボールがジャストでぶち当たった…