学校までは徒歩で15分

いつも遼と2人で通ってる

私は、遼のとなりで歩けるこの時間が大好き

遼のことは中学生の頃からずっと想ってる

けど、隣にいれる幼馴染みの関係を壊したくなくて、今だに告白できていない

でも、大好きだから、遼の進学希望先だった翔陽高校を、私も頑張って頑張って受験したんだ

そしたら、まさかまさかの合格!

あの時は本当に嬉しかったなぁ…うんうん…

「何頷いてんだよ」

「別に」

「かわいくねーやつ、もーちょい可愛い言い方あるだろ」

「はいはい、可愛くなくってすみませんねーっだ」

「まったく…」

脈なんてこの通りあるはずないけど、いつか告白できるといいな〜なんて思ってる