早朝。
重いまぶたを擦りながら、私はのっそりと起きた。

今日はいつもより起床時間がだいぶ早い。
おかげで今にも睡魔に返り討ちにされそうだ。

頑張れ、勇者 春香よ。
目覚めの時だ。

最愛の布団からの誘惑に負けそうになる自分を、なんとかドラクエ風の
ナレーションで奮い立たせる。

なぜ、今日の愛川春香はテンションがおかしいのか。

なぜ、いつにも増してウザいのか。

それは…